どうも、ひで(@hidetoshitwitt )です。
本記事で紹介する「mouse A5-A5A01SR-A」はAMD Ryzen 5 搭載の15.6型ノートPC。
普段使いからオフィスワークに最適化したかのような好バランスな仕様。結果、手を出しやすいコストパフォーマンスに優れたマシンに仕上がっています。
僕らのような在宅ワーカーはもちろん、学生さんや新社会人の方の”最初の1台”としてもおすすめなマシン♪
とは言え、「お買い得」だけで終わらないのがこのノートPCの魅力。
映像出力やPD充電などいわゆる「全部入りのType-Cポート」の搭載やBTOでの「LTEモジュール搭載」など、ビジネス用途でも使い勝手の高い機能を備えます。
mouse製品ならではのサポート体制も安心感を高めます♪
スタンダードノートに位置付けされる本製品。何でもできるハイスペックモデルには及ばない点があるのも否めません。
ですが、本製品の用途やできることを見誤らなければ、極めて満足度の高い選択肢になることは確か。
本記事ではそんな「mouse A5-A5A01SR-A」の魅力をメリット&デメリットあわせてレビューします。
- mouse A5-A5A01SR-Aのスペック仕様
- mouse A5-A5A01SR-Aのおすすめ用途
- この製品の良いところ&残念なところ
- 各種ベンチマーク結果
- このノートPCがおすすめな人
- A5-A5A01SR-A以外を選ぶべき人とその選択肢
- mouse A5-A5A01SR-Aに対する管理人の評価 など
概要|mouse A5-A5A01SR-A
結論|A5-A5A01SR-Aとは?
- これって何?:AMD Ryzen 5 プロセッサ搭載のコストパフォーマンスに優れた「mouse A5シリーズ」の15.6型ノートパソコン。
- 誰におすすめ?:ブラウジングや動画視聴など普段使いに最適なマシンをお探しの方。主にオフィスソフト作業などビジネス用途の方。初めてPCを購入する学生さんや新社会人の方。ハイエンド機のサブマシンをお探しの方 など
- 製品の良いところ:用途にマッチしたスペックとリーズナブルな価格設定。ケーブル1本でのスマートな運用。快適なタイピング。安心のmouseサポート。
- 製品の注意点:細かな部分は価格なりも。本格的なクリエイティブ作業やゲーミングなら他の選択肢。
- どこで買える?:製品ページ|mouse 公式HP
付属品&同梱品
- コンピューター本体
- ACアダプター
- 電源コード
- ファーストステップガイド
- サポートマニュアル
- 製品保証書 等
セット内容同様、各マニュアルもシンプルにまとまっています。
ACアダプターと電源コード。書類以外の付属品はこれだけです。シンプルさは好感。
製品仕様|mouse A5-A5A01SR-A
ブランド | mouse |
製品名称 | A5-A5A01SR-A |
ベースユニット | mouse A5シリーズ(WEBカメラ内蔵) |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen™ 5 7430U プロセッサ |
グラフィックス | AMD Radeon™ グラフィックス |
NPU | |
メモリ | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
ストレージ | 500GB (NVMe) |
ディスプレイ | 15.6型 液晶パネル (ノングレア) |
電源 | ACアダプター:65W (19.0V), AC100V (50/60Hz) |
LAN | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応(RJ-45) |
無線LAN | Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 |
LTE | オプションあり |
ストレージ | 500GB (NVMe) |
本体サイズ | 360.4×239.3×19.9 |
重量 | 約1.62kg |
備考 | 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート |
レビュー|スタンダードこそが武器になるノートPC
仕事にも普段使いにもぴったりなハイコスパなノートパソコン。
15.6型のスタンダードなノートPC「
- これからのスタンダードノートとは
- 嬉しいDPモード対応ポート搭載
- 外観・デザインなど
これからのスタンダードノートとは?
「mouse A5-A5A01SR-A」はスタンダード仕様な「mouse A5シリーズ」のAMD Ryzen 5 7430U プロセッサ搭載の15.6型モデル。
特にブラウジングや動画視聴などの普段使い、事務作業を中心としたビジネス業務などを主な用途に設定したスペックを持つノートパソコンです。
ハードの構成や仕様も概ねスタンダードといえるもの
背伸びすることなく無駄のない用途にあった仕様を用意することで、多くの方にとって手を出しやすい手頃な価格に収めることにも成功しています。
ただ、旧態依然とした「これまでのスタンダード」ではなく、「これからのスタンダード」と呼ぶにふさわしい製品である点は確認しておきたいところ。
例えば、本機はここ最近のWindowsPCのスタンダードとなりつつあるCopilotキーもしっかり搭載。
1クリックで素早く呼び出せるCopilotブラウザは本機のメインタスクである文書作成をはじめとしたオフィス業務との相性は抜群です。
特に文章の概要や構成づくり、書類のドラフトや雛形づくりの際にはもはやCopilotブラウザは外せません。
嬉しいDPモード対応ポート搭載
「
- 電源ジャック
- HDMI×1
- USB3.0 (Type-A・5Gbps)
- USB3.1 (Type-C・10Gbps) ※USB PD入力に対応 ※画面出力に対応
- 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応(RJ-45)
- USB2.0 ×2(Type-A)
- microSDメモリーカードリーダー
- ヘッドホン出力
中でも嬉しいのがType-Cポート。いわゆる”全部入り”のDisplayPort Alternate Mode(DPモード)に対応しています。
具体的に「mouse A5-A5A01SR-A」はType-Cケーブル1本で以下が可能。
- ディスプレイ出力
- データ転送機能
- USB PD充電機能
ケーブル1本でのスマートな運用をこの価格帯の製品で実現♪
本体モニターの解像度はフルHD(1,920×1,080)もType-Cからの出力であれば「3,840×2,160 (120Hz) / 1,677万色」に対応。
ちなみに同じく搭載されるHDMI使用時は「最大 3,840×2,160(30Hz)」になります。
PD充電器を用意すればACアダプターを持ち運ぶ必要もなし!
外観・デザインなど
サイズや重量も15.6インチノートとしてはスタンダードなもの。
本体サイズ | 360.4×239.3×19.9(mm) |
---|---|
重量 | 約1.62kg |
普段使いでもデスクワークでもストレスなく扱いやすいサイズ感。
積極的に屋外に持ち出すなら14インチクラス以下のモバイルノートを選びたい。ですが、自宅やオフィス内での持ち運びについては苦になることはないはずです。
「mouse A5-A5A01SR-A」が採用するノングレアの15.6型液晶パネル。
解像度はフルHD(1,920×1,080)。視野角なども用途上、優秀です。
モニター上部前面には100万画素のWEBカメラを搭載。
6点入力にも対応する104キーのJIS配列日本語キーボード。
本機のキーボードは想像以上の高評価♪
「キーピッチ約19mm / キーストローク約1.8mm」、大きなクセのない10キー付きキーボード。ここ最近に触れたノートPCの中ではもっとも扱いやすかったです。
トラックパッドの精度や操作性についても価格を超えた高評価。
ただ、トラックパッドのクリック感だけはちょっとチープかも?
内蔵のステレオスピーカーは価格なり。ここはあまり期待はしないよう。
音楽や動画視聴、ゲームプレイの際はイヤホンなりスピーカーなり、何かしら別の手段を用意するをすすめます。
最後に今回は試せていませんが、BTOオプションではLTEモジュールを追加搭載可能。
SIMカード eSIM両対応かつ、最大300Mbsの通信速度に対応。対応バンドは以下。
- NTTドコモ LTE (1/3/19/28), 3G (1/6/19)
- au LTE (1/3/18/26/28/41)
- Softbank LTE (1/3/8/28/41)
コストパフォーマンスモデルをうたう本製品。ですが、モバイル重視のビジネスユーザーをはじめ多くの方にとってかゆいところに手が届く嬉しい仕様が揃います。
性能|ベンチマーク評価
「
その高い使用感を以下のベンチマークからも確認します。
- 性能比較|Geekbench
- CPU性能|Cinebench
- オフィス性能|PCMark
- ゲーム性能|ドラゴンクエストXベンチマーク
性能比較|Geekbench
まずはGeekbench 6.3.0を用いて本製品のCPU&GPUパワーをチェックします。
CPUベンチマーク
GPUベンチマーク
参考までに以下の3つのノートPCでのパワー比較も。
- mouse A5-A5A01SR-A(AMD Ryzen™ 5 7430U&AMD Radeon™ グラフィックス)
- THIRDWAVE DX-M7(Core Ultra 7 155U&インテルグラフィックス CPU内臓)
- raytrek R5-AA6(Core i7-12700H&NVIDIA GeForce RTX 3060)
ざっくり10万円クラス、15万円クラス、20万円オーバークラスの製品の比較だね!
mouse A5-A5A01SR-A | THIRDWAVE DX-M7 | raytrek R5-AA6 | |
Single-Core | 1903 | 2246 | 2460 |
Multi-Core | 5255 | 8810 | 10317 |
OpenCL | 13353 | 16702 | 93163 |
オフィスソフトなどのビジネスワークへの影響が大きいシングルコアのスペックは他の上位モデルにも食らいつく印象。一方、動画編集や画像レンダリングに影響大なマルチコアは他機種にやや遅れを取る印象。
やはり本製品で快適に活かすなら、メイン用途はオフィスワークや普段使い絞るべき。
動画編集やAI処理などによるクリエイティブ作業をメインとするなら以下のPCがおすすめ。
高負荷なゲームプレイを目的とするならこちら。
CPU性能|Cinebench
Cinebench R23を用いて、「
- Single Core : 1396pts
- Multi Core : 7210pts
Multi-Coreの数値に着目すると、そのマシンが想定している用途が見えてきます。
- 5000:オフィスソフトでのワークに余裕を感じるライン
- 10000:本格的な4K動画編集が視野に入るライン
ビジネス用途では充分に余裕あるパワー。これは実体験ともマッチした結果♪
ウェブ閲覧や動画視聴はもちろん、オフィスワークなどは余裕でこなせる性能ですね。
オフィス性能|PCMark
ということで、オフィスソフトによる事務作業でのパフォーマンス測定を得意とする「PCMark」を用いたベンチマークを。
項目 | 用途 | 測定値 | 推奨値 |
---|---|---|---|
Essentials | 基本動作 | 9,719 | 4,100以上 |
Productivity | 事務作業 | 9,048 | 4,500以上 |
Digital Content Creation | クリエイティブ | 5,160 | 3,450以上 |
こちらでも普段遣いや事務作業を中心としたビジネス用途では充分な余力を確認できます。「Core Ultra 7 155U」搭載PCよりもややリードする印象ですね。
ただ、動画編集などのクリエイティブ作業もある程度はこなせるも、上記の様なマシンには一歩遅れるのを感じます。
とは言え、シンプルな動画編集くらいなら普通に可能!
例えば、ブラウザ版ソフトを使用した動画編集なら普通にサクサク。
動画編集なら、FlexClipやCanvaなどのサービスを利用してみるのも良いのでは。
ゲーム性能|ドラゴンクエストXベンチマーク
最後にゲーミング性能もチェック。
あえてゲーミング用途で購入するようなマシンではないものの、さすがに今どきのPC。タイトルを選べば快適なゲームプレイは充分に可能なはず。
ということで、今回は「ドラゴンクエストXベンチマーク」を試します。
グラフィック | 評価 | スコア |
---|---|---|
標準品質 | とても快適 | 7,978 |
最高品質 | とても快適 | 8,050 |
最高品質、標準品質ともに上から2番目の「とても快適」評価に。
- すごく快適
- とても快適
- 快適
- 普通
- やや重い
- 重い
- 動作困難
ライトなゲームであれば充分に快適なプレイが期待できますね♪
感想|A5-A5A01SR-Aのメリット&デメリット
「
バランス取れたスペックとコストパフォーマンスの高さは嬉しいポイント♪
メリット
「mouse A5-A5A01SR-A」を選ぶメリットはこちら。
- 用途にマッチしたスペック
- Copilotキーの使用頻度は高い
- Type-Cケーブル1本でのスマートな運用
- ノートPCでは最上レベルのキー入力
- リーズナブルな価格設定
- 安心のサポート体制
用途に対して背伸びのないスペックや仕様。それがもたらすコストパフォーマンスの高さはスタンダードPCとしてデメリットにはなりえません。
手頃な価格ながらも、しっかりと「全部入りのType-Cポート」を搭載しているのは特に高評価。
そろそろType-CでのPD充電対応はノートPCの必須条件になって欲しい♪
コストパフォーマンスに優れる本製品はハイエンドPCユーザーのサブマシンとしての選択肢もありそうです。
また、3年間の無償保証や24時間365日の無償電話サポートなどmouseの安心のサポート体制。こちらも本製品のメインターゲットと相性は高いです。
デメリット
「mouse A5-A5A01SR-A」の気になるデメリットは以下の点。
- スピーカーは価格なり
- トラックパッドのクリック感はチープ
正直、用途や価格を考えると、抜けの少ない好バランスなPCかと。
そんな中、敢えてイマイチポイントを挙げるとしたら、トラックパッドのクリック感。
見た目以上に快適なキーボード入力とトラックパッド操作。にも関わらず、このクリック感だけは最後までしっくり来なかったです。
スピーカーは価格を考えれば、まあこんな感じかという感じ。
快適さと安心感をあわせ持つスタンダードノートという選択肢
本記事ではAMD Ryzen 5 プロセッサ搭載のスタンダードノート「
実体験、ベンチマークともに普段使いからオフィスワークまで幅広く扱えるコストパフォーマンスに優れたPCであると確認済み。
在宅ワーク用のメインPCとしても充分な働きが期待できるマシンです♪
- 用途にマッチしたスペック
- Copilotキーの使用頻度は高い
- Type-Cケーブル1本でのスマートな運用
- ノートPCでは最上レベルのキー入力
- リーズナブルな価格設定
- 安心のサポート体制
- スピーカーは価格なり
- トラックパッドのクリック感はチープ
エントリーユーザーにとっては、余裕ある本製品の性能とあわせ、mouseならでは安心のフルサポートも大きなメリット。
安心とコストパフォーマンスに優れたスタンダードなノートPC。
きっと多くのユーザーの選択肢となるはずです♪