どうも、ひで(@hidetoshitwitt )です。リモートワーカーが本気で運動不足を解消したいなら、こうすればよかったんだ!という話です。
独立から20年。もう人生の4割ほどは自由気ままな在宅ワーカー暮らしです。ですが、、どうしても気になるのが自堕落で運動不足な日々の生活。
それなりの自由は手にしたはずが、いざ身体を動かすとなると、
「忙しい」「時間が無い」と言い訳ばかりが先立つ毎日で・・
「それなら忙しいとか言う仕事の中に、無理矢理にでもトレーニング時間をねじ込んでしまえ!」
と考えたのかどうかは定かではありません。
ですが、たしかに無理なく自然と体を動かす時間を、そればかりか、オフィスシーンでの快適な作業体験をも生み出すことに成功する。
本記事で紹介する「Flexispot フィットネスチェア V6」はフィットネスチェアに多機能なオフィスチェア機構を融合することで生み出された唯一無二のエクササイズマシーンです。
もう、そこには「時間がない」という言い訳はありません。
結果、運動不足の解消だけじゃなく、集中力の向上など心身両面からの生産性の向上に寄与してくれています。
このV6を使う以前から、その前身とも言える製品「Flexispot エアロバイクSit2Go」をほぼ毎日、使用してきました。
ワークスペースにフィットネスバイクを導入することの効果はすでに自身で証明済み。
そこに大幅に強化されたオフィスチェア要素を盛り込むとどうなるか?
それが今回のテーマの1つ。
本記事ではSit2Goとの比較も交えつつ「Flexispot フィットネスチェア V6」の特徴や機能、実際に使ってみた感想などをじっくりとレビューします。
- オフィスチェアとしても快適に
- トレーニングが生活の中に
- 各種調整機能で長時間の使用にも
- 心身両面で生産性向上に寄与
- フィットネスチェアとしても正当に進化
- 大型化による取り回しの低下
- 基本、昇降デスクとの併用が前提
- オーバーワークには注意
特徴|Flexispot フィットネスチェア V6
IDA DESIGN AWARDS 2022 ,Gold / Silver 受賞。オフィスチェアとフィットネスバイクのクロスオーバーにより生まれたFlexispot フィットネスチェア V6はユーザーに快適で健康的な体験を提供します。人間工学に基づく細部までのこだわり、フィットネス、リラックス効果と活力も高めてくれる理想のチェア。
付属品&同梱品
- V6 本体
- クッション
- アームレスト(右・左)
- バックレスト
- ヘッドレスト
- 各種ボルト(計13本)
- ワッシャー✕4
- T型レンチ
- 取扱説明書 等
使いやすいT型レンチの同梱は嬉しいね!
単三電池✕2は付属していません。あらかじめ準備を。
組み立ては一人でも簡単
Flexispot V6の組み立ては思いのほか簡単。ここは安心してもらって大丈夫。
チェアパーツを組み立て、V6本体に取り付けるだけ。説明書見ながらの作業でも15分ほどで完了しました。
製品を組み立て場所にまで運び込むことができたら、あとは女性ひとりでもなんとかなるはずです。
ただし、1つ1つのパーツは大きく、それなりに重さもあります。
組み立て終わった時には汗だくでした;
取扱説明書は日本語に完全ローカライズ。こちらも不安はありません。
製品仕様|フィットネスチェア V6
ブランド | Flexispot |
製品名称 | フィットネスチェア V6 |
型番 | V6W-JA/V6G-JA |
最大耐荷重 | 130kg |
本体重量 | 約31.2kg |
昇降範囲 | 530-758mm |
ラック耐荷重 | 5kg |
カラー | ホワイト/グレー |
備考 | バックレスト、ヘッドレスト、アームレスト、ランバーサポートに調整機能 |
今回はホワイトを選択してみました。
感想|Flexispot フィットネスチェア V6
Flexispot V6のようなフィットネスチェアをワークスペースに導入するメリットは間違いなくこれ。
- 忙しい生活や仕事の中に自然とトレーニングを取り込める
- 心身両面から生産性の向上に寄与できる
これはほんとに効果絶大。運動する時間が無い!なんて言い訳はできなくなりますよ。
そして、これまで使用していたフィットネスバイク Sit2Goから大幅に強化されたチェアパーツ。
Flexispot フィットネスチェア V6の最大の特徴は、まるでオフィスチェアと見紛うようなその姿です。
このオフィスチェアばりに強化されたチェアパーツを始め、Flexispot フィットネスチェア V6を使ってみた感想やそのメリット&デメリットなどを一部、Site2Goとの比較も交えながらレビューします。
- 大幅強化のチェアパーツ
- フィットネスバイクとしても順当強化
- 心身両面からの生産性向上
大幅強化で生まれ変わったチェアパーツ
まずは目を引くチェアパーツから。「人間工学に基づくオフィスチェア構造」と大きく謳われているように、Flexispotさんもこのチェアには絶大な自信をもっているのが伺えます。
もちろん、Flexispot V6のチェアのメリットはその見た目だけではありません。
その機能性もまさにオフィスチェア♪
クッションシート、アームレスト、ランバーサポートなど、各種パーツが備える調整機能によって、様々な体型のユーザーさんにしっかりとフィット。長時間デスクに向かっていても、身体への負担を軽減してくれます。
ヘッドレスト | 上下64mm、角度45° |
バックレスト | 0°~12°(背面ロッキング) |
ランバーサポート | 前後に4段階 |
アームレスト | 上下72mm、前後40mm、左右30° |
シート | 上下530~758mm、前後20mm |
これ、もうフィットネスバイクの性能じゃないよねw
以下、Flexispot フィットネスチェア V6の人間工学に基づくオフィスチェア性能をもう少し詳しく解説します。
ヘッドレストの調節
大型のヘッドレスにはしっかりと体重を乗せる事ができます。上下方向への高さと角度の調整が可能。(上下64mm、角度45°)
バックレストの背面ロッキング機能
驚いたのは背面のみですがロッキング機能が備わっていたこと。
ロッキングとは身体の動きにバックレストが追随して前後する機能。V6では「0°~12°」の角度でロッキングします。
V6の構造上、リクライニング機能は非搭載。ですが、この背面ロッキングだけでも充分にリラックスできます。
むしろ、長時間座るチェアならロッキング機能の方が重要です
ランバーサポートの調整
そして、ランバーサポートも。こちらは前後に4段階の調整が可能。
作業中も体型にあわせ、腰回りからの姿勢をサポートしてくれます。
アームレスト
アームレストは上下、前後、左右の3Dタイプ。(上下72mm、前後40mm、左右30°)
機能としては一般的なものですが、このFlexispot V6はあくまでもフィットネスチェア。ついつい、それを忘れてしまいます。
シートの調節
シートの調整は前後(20mm)と上下(530~758mm)。
前後の動きは非常にスムーズ。作業中、フィットネス中、それぞれ好みのスタイルを見つけることができるはず。
このように各所の調整を行うことで、V6のチェアは高級オフィスチェアばりに自身の身体にフィットします。
チェア性能はこれまでのSite2Goとは別次元のもの。
また、シートに使われるクッションにもこだわりが。
4階層のクッションがシート形状の変更とも相まり、Sit2Goと比べても大幅な座り心地の向上を実現しています
Flexispot フィットネスチェア V6が誇る人間工学に基づくチェア構造。
Sit2Go時代はあくまでもワンポイントで使用していたフィットネスバイク。新しいV6では普通にオフィスチェアの代わりとして長時間の作業にも対応できるものへと進化しています。
背面にはコートラックも搭載されています。作業中などはここに上着やカバンなど掛けておく使い方ができますね。
進化によるデメリット?
その構造上、フィットネスチェアは座面が高くなります。これはFlexispot フィットネスチェア V6も同様です。
フィットネスしながらのPC作業をこなすには、作業デスクは昇降デスクを前提にしておくべきでしょう。
作業中は通常時より6〜7cmほどデスクを高くしています。ペダルを漕ぐ時はさらに5,6cmアップですね。
その際はもちろん、Flexispotの電動昇降デスクがおすすめです。
また、Sit2Goと比べて、どうしても劣るのが本体サイズの大型化による取り回しの低下。
これまで難なくこなせていた部屋間の移動が、V6では家具の移動を強いられるなど、ちょっと面倒なケースもでてきました。
これは大きめのオフィスチェアを使っている方と同様の悩みでしょう。
部屋を移動して使うことを考えている方は、製品サイズや部屋の出入り口近辺のスペースなどは事前に確認しておきましょう。
フィットネスバイクも順当強化
Flexispot V6。フィットネスバイクとしても順当にアップデートされています。
本体前部に搭載されるデジタルデスプレイではトレーニング時間や速度、距離、消費カロリーなど8種のパラメータをリアルタイムで追跡可能。
こちらの仕様はSit2Goから特に変更などはありません。
- SCAN:スキャン表示
- TMR:トレーニング時間
- SPD:速度
- DIS:距離
- CAL:消費カロリー
- ODO:合計距離
- PRM:ペダルの回転スピード
負荷調整はダイヤルを回すことで8段階に調整可能。
こちらの仕様もSit2Go同様でですが、Flexispot V6ではダイヤル周りにメモリ(数値)が記載されており、わかりやすくなりました。
正確な数値は取れていませんが、負荷の調整幅もV6で広がったような気がします。最大負荷は結構つらい。
マグネットフライホイール搭載のペダルは使用中も静かな静音仕様。
階下を気にしなくて良いのは嬉しいね♪
ペダルの形状は大きく変更。足裏への負担はしっかり軽減されています。
Flexispot フィットネスチェア V6ではSit2Goに搭載されていた自動ロック機構はキャンセル。一般的なチェア同様のレバー式(キャスターブレーキ)のロックが搭載されています。
V6でべダルを漕ぐ際には、4つのキャスターをロックし本体を固定。これは一瞬、ダウングレードかとも思いましたが、よくよく考えれば当然のこと。
座る度に自動でロックされていてはオフィスチェアとしては使えません。
やはり、V6はチェアとしても使えるフィットネスバイクではなく、フィットネスバイクとオフィスチェアがクロスオーバーしたまったく新しい製品ですね。
心身両面からの生産性向上を
このようにオフィスチェアとしても、フィットネスチェアとしても強化を果たしたFlexispot フィットネスチェア V6。
そして、忘れてはならないのは、そもそもからのフィットネスチェアをワークスペースへと導入する理由です。
無理なく運動不足の改善と生産性の向上を♪
ワークスペースにフィットネスバイク Sit2Goを導入して以来、「時間がない」「天気が悪い」は言い訳にもならなくなりました。
また、V6を使ったフィットネスに、愛用の昇降デスクによるスタンディング作業を組み合わせることで、メリハリをもって飽きることなく、適度な運動を継続することに成功しています。
- 忙しい中でも、生活や仕事に自然とトレーニング時間を取り込める
- 心身両面から生産性の向上に寄与できる
これは当然、Flexispot フィットネスチェア V6でも同様です。むしろ、今まで以上にフィットネスチェア上で作業する時間が増えたことで、気がつけばついついペダルを漕いでいる毎日です。
こまめに自身の身体に負荷をかけることで、エンドルフィンも適度に分泌されている模様。これがストレスの軽減や眠気の解消、ひいては集中力の向上に繋がっていると感じます。
ただ、作業に集中していると、ついつい身体に負荷が掛かっていることを忘れがち。
オーバーワークにだけは充分注意してくださいね!
比較|Sit2Go FC211との違いは?おすすめはどちら?
V6 | Sit2Go | |
本体重量 | 31.2kg | 22.8kg |
耐荷重 | 130kg | 100kg |
昇降範囲(サドル) | 530-758mm | 570-800mm |
価格(税込) | 68,900円 | 39,600円 |
これからフィットネスチェアを導入するならどちらがおすすめなのでしょうか?
「Flexispot フィットネスチェア V6」と「フィットネスバイク Sit2Go」。仕様などにも細かな違いはありますが、注目すべきは「チェア性能」と「価格」。この2点です。
価格差は約3万円とけっこう大きめ。そして、その差はほぼチェア性能の差から来るものと考えて良いでしょう。
正直なところ、フィットネスバイクとしての性能については、そこまで大きな差はありません。
実際、これまでのSit2Goでも充分満足してたからね!
どちらを選んでも、リモートワーカーの悩みの種である運動不足の解消やトレーニングの習慣化については大きく前進するはずです。
ただ、それでもこのFlexispot V6のオフィスチェアばりのチェア性能は圧巻です。ここはもう本当にSit2Goとは別物。
これまであなたが使ってきたオフィスチェア並みに、新しいフィットネスチェアと共に過ごす覚悟があるなら、間違いなくFlexispot フィットネスチェア V6がおすすめです。
3万円の差額で手に入るのは快適さだけではなく、運動不足解消に向けてのその覚悟!
一方、Flexispot フィットネスバイク Sit2Goについては、ある種「型落ち」になったことで、今後、より大幅なセールの対象となることもあるかもですね。
価格重視の方はそういった視点でチェックしてみるのも良いかもしれません。
- ワンポイントで気軽に運動を習慣化するなら「Flexispot Sit2Go」
- より快適な環境、本気の覚悟で運動不足を解消したいなら「Flexispot V6」
まとめ|フィットネスチェアにオフィスチェアを融合するとこうなった
フィットネスとオフィスシーンの融合をより高次元に実現したフィットネスチェア「Flexispot V6」をレビューしました。
人間工学に基づくオフィスチェア構造の導入を成功させた本製品はまさに唯一無二と言えるもの。
本気で運動不足を解消したい!そんなリモートワーカーさん、在宅ワーカーさんにはぜひ導入の検討を♪
- オフィスチェアとしても快適に
- トレーニングが生活の中に
- 各種調整機能で長時間の使用にも
- 心身両面で生産性向上に寄与
- フィットネスチェアとしても正当に進化
- 大型化で取り回しは低下
- 基本、昇降デスクとの併用前提
- オーバーワークには注意
チェアとしてはやや重めな重量やサイズ感など気になる点はあるものの、オフィスとフィットネスの間を垣根をこれまで以上に引き下げてくれるちょっと驚きのフィットネスチェアに仕上がっています。
ただし、本記事の評価は基本、Flexispotさんなどの電動昇降スタンディングデスクとの併用を前提としたものだということは注意してください。
価格重視ならフィットネスバイク Sit2Goという選択肢もあるかもね。
でも本気で運動不足を解消したいなら、V6を選んだ方がその覚悟もキマるかも。
何にせよ、ワークスペースにフィットネスを取り入れること。それが健康と生産性を手に入れる近道なのは確かです。