どうも、ひで(@hidetoshitwitt )です。
PCデスク上のそのスピーカー。少しパンチ不足に感じてはいませんか?
本記事で紹介する「EDIFIER M60」は手頃な価格&コンパクトなボディながらも懐の深さを感じるマルチメディアスピーカー。
その特徴は見かけによず低音からくるパワフルなサウンドと接続デバイスや用途、使用場所などでの汎用性の高さ。
自動バックライト機能を備えるタッチパネルも面白いギミック♪
音も良し、見た目も良し、機能も良し。そして、価格も良し。なら、弱点はどこにあるのか?
本記事では「EDIFIER M60」の特徴や機能、注目ポイントなどをメリット・デメリットの両面からわかりやすくレビューします。
概要|EDIFIER M60 マルチメディアスピーカー
結論|EDIFIER M60 とは?
- これって何?:コンパクトでも妥協のない高音質な万能型スピーカー。手軽にプレミアムサウンドを楽しめるスタイリッシュで多機能な音楽パートナー。
- 誰におすすめ?:PC用スピーカーにパンチ不足を感じている方。狭い場所でも上質な音楽を楽しみたい方。様々なデバイスで使用できるスピーカーをお探しの方。
- 製品の良いところ:場所を選ばないサイズとデザイン。サイズを超えた大迫力&好バランスなサウンド。Bluetooh接続でもLDACに対応。わかりやすい操作性。ハイコスパな価格設定、など。
- 製品の注意点:好みが分かれる付属のスピーカースタンドのデザイン。設置場所によっては操作しづらいタッチパネル。
- どこで買える?:Amazon製品ページ
付属品&同梱品
- M60 スピーカー本体
- 電源ケーブル
- スピーカー接続ケーブル
- 3.5mm オーディオケーブル
- 3.5mm-RCA オーディオケーブル
- USB-C ケーブル(オーディオストリーミング専用)
- 取扱説明書(クイックスタートガイド) 等
日本語対応の説明書(クイックスタートガイド)。
取扱説明書に関してはアプリ内でチェックできるマニュアルの方が少し詳しめ。
付属のケーブル類。
ケーブルは左列上側から「3.5mm-RCA オーディオケーブル」、Line-Out用の「スピーカー接続ケーブル」、オーディオ専用の「USB-CtoC ケーブル」、「3.5mm オーディオケーブル」、電源ケーブルの5本。
電源はACアダプター無しなのでケーブルの取り回しも快適です♪
入力&接続オプション
多彩な入力&接続オプションも本製品の特徴。背面ポートのAUX、USB接続および、Bluetooh 5.3接続に対応。
反面、端子の構成はシンプルで扱いやすい!
- 1/2インチ ステレオ (3.5mm AUX)
- USB-C
- Bluetooth 5.3
パソコン、スマホ、その他デバイスへの手軽な接続が魅力♪
V5.3のBluetooh接続は常に高い安定感を維持。
- LDACコーデックをサポート
- 最大990 kbpsの転送速度
- 最大24ビット/96kHz(Android 8.0以上)
遅延が一切無いとは言わないけど、ゲームも動画も頑張ってるね!
製品仕様|EDIFIER M60
ブランド | EDIFIER |
製品名称 | M60 マルチメディアスピーカー |
形式 | EDF100074 |
総出力(RMS) | ツイーター:15W+15W ミッドレンジ、バス:18W+18W |
ドライバーユニット | 3インチ ロングスロー アルミダイヤフラム 中低音ドライバー、1インチ シルクドームツイーター |
再生周波数帯域 | 58Hz-40kHz |
信号対雑音比 | ≥85dB(A) |
オーディオ入力 | 1/2インチ ステレオ (3.5mm AUX)、USB-C、Bluetooth |
Bluetooh Ver. | 5.3 |
コーディック | SBC, LDAC |
サイズ | 100 x 168 x 147 mm |
重さ | 3.07kg |
生産 | 中国製 |
レビュー|EDIFIER M60はここに注目
ことによっては可愛いとすら感じてしまうその見た目とは裏腹の技術とパワーを誇るマルチメディアスピーカー。
「EDIFIER M60」の機能やデザイン、その他の特徴などを以下のポイントから解説します。
- デザインとサイズ
- スピーカースタンド
- 音質&音楽体験
- タッチパネル
- 専用モバイルアプリ
デザインとサイズ
「EDIFIER M60」のコンパクトかつスタイリッシュなデザインはデスク上でこそ映えそうです。
前面はコントロールのつまみなどもなく、ツイーターとウーファーのみのシンプルななもの。
一見、無骨にも感じるも、微妙に丸みを帯びたデザインは柔らかい印象を与えます。
後述する本体上面のタッチパネルも印象的♪
本体サイズは「100 x 168 x 147 mm」とコンパクト。
サイズを活かし、デスクだけでなくテレビの横や我が家のように寝室のキャビネット上にノートPCと並べて設置するなんてことも問題なし。
カラーは白黒2色。
いずれもマッド感ある表面加工が施されているようです。
コンパクトなサイズやシンプルなデザインとあわせ設置場所の自由度は高いです♪
スピーカースタンド
「EDIFIER M60」に付属のアルミ製スピーカースタンド。
M60導入当初は高さが欲しく自前のスタンドを使用していたのですが、現在はこちらのスタンドで定着。
15°のほどよい傾斜。天板からの反響を上手く防ぎ、より正確な音を楽しめます。
やはり、コンパクトなM60にはこれくらいのスタンドがマッチするのかも。ただ、設置場所の兼ね合いもありますが、アルミのシルバーがやや悪目立ちすると感じることも。
音質&音楽体験
「EDIFIER M60」の音質について。
まず、PC用スピーカーと考えるなら、かなりのクオリティ。また、USB-C接続のみならず、Bluetooh接続でもしっかり音質を維持できるのも評価ポイント。
66Wを活かせる環境を準備できるかもポイントになりそう。
- 合計66W RMSの高出力
- 1インチ シルクドームツイーター
- 3インチ ロングスローストロークアルミミッドバスドライバー
- 有線、ワイヤレスともにHi-Res AUDIO WIRELESS認定
- LDAC対応
このサイズの2Wayスピーカーながら、バランスの崩れなどもなく、すべての音域にかけてしっかりと解像。低価格2Way製品にありがちな曖昧さは感じません。
音の鮮明さが印象的も全体としては暖色よりの音質。
中低音域を支える3インチのロングスローストロークアルミミッドバスドライバー。
こちらはサイズからはちょっと想像できなかったレベルで出てくる低音が心地よい。が、その低音に支えられた中音域がそれ以上に気持ち良い。一気に空間が広がる印象。解像度が高まると同時に定位も大きく向上します。
高音域を担う1インチ シルクドームツイーター。
中音域からクリアさをしっかり引き継ぎバランスを保ちます。また、変に出しゃばることが無いので、全体として上品な音作りにも貢献しているか。中低音ほどの驚きは無いものの、価格帯を踏まえても充分に満足できるレベルです。
音楽視聴のみならず、映画を始めとする各種映像、ゲームなど多くの用途で高い臨場感を与えてくれます。
ただし、Bluetooh接続では、動画やゲームプレイでは微妙にラグを感じることも。このあたり可能であれば、USB-Cなど有線接続を選択しておくのが無難です。
タッチパネル
「EDIFIER M60」は本体上面に操作用のタッチパネルを搭載。本製品の扱いやすさに大いに貢献しています。
本バックパネルは自動バックライト機能を備え、普段は消灯状態。手をパネルに近づけると自動で点灯する仕様です。
変に悪目立ちしてM60のデザインを崩すようなことはありません♪
このあたりはデザインに対してのこだわりも感じる仕様です。
また、電源ボタンは入力ソースの切り替えだけでなく、3色のライトでその接続状態を示すインジケーターとしても機能。
青、赤、緑のカラーで使用中の入力ソースが確認できます。
青:Bluetooh
赤:USB IN
緑:AUX IN
専用モバイルアプリ
「EDIFIER M60」は専用アプリ「EDIFIER ConneX」に対応。音量や入力ソースの切り替えなどのほか、タッチパネルの動作設定など、より多くの機能や設定を操作できます。
- 入力ソースの切り替え
- プリセットイコライザー
- カスタムイコライザー
- 音量調節
- バックライト設定
- アナウンス音設定
- 電源オフ
- Bluetooth切断
- 初期化
- 取扱説明書 など
決して多機能&高機能というわけでは無いですが、必要な機能は一通り揃っています。操作に迷うシーンはほぼ無いはず。こちらも扱いやすさが特徴です。
個人的な要望としては、プリセットイコライザーをベースにカスタマイズできれば嬉しいなといったところでしょうか。
ベッドから入力ソースを切り替えるなど、ちょっとしたリモコン替わりとしても便利です♪
感想|M60のメリット&デメリット
「EDIFIER M60」を使用する中で感じたメリット・デメリットをまとめます。
また、最後に1つ。本製品の用途についてちょっと迷っていることがあるので、そちらについても触れておきます。
メリット
気持ち良い音楽空間は最高♪ 逆に気遣いやアイデアが課題になることも?
本製品のお気に入りポイントはこの7つ。
- 設置場所を選ばないサイズとデザイン
- 音楽からゲームまで幅広い用途に対応
- PC、スマホを始めとした幅広いデバイスへの対応
- パワフルかつ好バランスな音質
- 力強い低音と奥行きある中音域
- ワイヤレスでもLDACに対応
- タッチパネルのギミック感
見た目を良い意味で裏切る迫力あるサウンドはこの製品の最大の評価ポイント。結果、どうしてもながら聴きが主体となるワークスペースでの使用や早々に諦め、じっくり音楽を楽しむための寝室での使用に切り替えることに。
毎朝、そして、仕事を終えたあとは、揃って贅沢な時間を過ごしています♪
また、用途や設置場所、使用デバイスなど汎用性の高さもM60の大きな特徴と言えそうです。
デメリット
一方、以下については気になる点も。
- 付属スタンドのアルミ色はやや悪目立ち
- 座ったままでのタッチパネル操作は少し面倒
手軽に導入できて便利な付属スタンドですが、黒ボディとの相性もあってか、アルミのシルバーがやや悪目立ちすると感じることも。
また、扱いやすく、なんとなく未来感もあるタッチパネルですが、座ったままでの操作はやや煩わしさを感じます。
設置場所にもよるのでしょうが、PCデスクなどで使用する際は使用頻度は落ちるかもしれないですね。
ちょっと迷ってること
この記事を執筆時点では、EDIFIER M60は寝室で使用中。
今の生活だと、ここが一番音楽に没頭できる場所なので♪
ただ、それでもやっぱり、このスピーカーが一番活きるのはデスク上かなと。なんだかんだ、作業デスクで使用したときがもっとも音のバランスが良く感じます。
正直なところ、いまだに使用場所や用途については迷い中だったりも。
汎用性の高さの裏返しみたいな悩みなんだけどねw
コンパクトながらも懐の深いマルチメディアスピーカー
本記事ではEDIFIERのマルチメディアスピーカー「EDIFIER M60」をレビューしました。
限られたスペースの中でもより上質な音楽を楽しみたい方のためのコンパクトスピーカー♪
- 設置場所を選ばないサイズとデザイン
- 音楽からゲームまで幅広い用途に対応
- PC、スマホを始めとした幅広いデバイスへの対応
- パワフルかつ好バランスな音質
- 力強い低音と奥行きある中音域
- ワイヤレスでもLDACに対応
- タッチパネルのギミック感
- 付属スタンドのアルミ色はやや悪目立ち
- 座ったままでのタッチパネル操作は少し面倒
コンパクトとはいえ、PC用スピーカーとしてはやや大ぶりかもしれません。が、その分、これまでの製品とは異なる心のある音を楽しめるはず。
付属のスピーカースタンドについては少々不満もあげましたが、まず手軽にスタンドを導入できることはメリットでもあります。また、将来、好みのデザインのスタンドを導入することもそこまで難しいものではありません。
やはり、M60に関しては伝えたいのはデメリットよりもそのメリットです♪
比較的手頃な価格、場所を選ばぬコンパクトなサイズ感とシンプルなデザイン。そして、何より見かけによらない大迫力サウンドの楽しさ。
あなたの日々の音楽体験、大きくアップデートするチャンスかもしれません。