忙しい毎日。面倒な我が家の掃除を誰かが代わってくれるなら、こんなに助かることはありません。
そこでお掃除ロボットの出番!
・・・なのですが、いざその導入となると様々な不安が先立つもの。
- 本当に自動で綺麗にしてくれるのかな?
- 犬や猫の大量の毛のお掃除も大丈夫?
- はじめてのお掃除ロボット、使いこなせるの? 設置スペースは?
今回レビューするTrifoの「Ollie(オーリー)」は我が家のキレイと安心を守ってくれる力強くも賢いお掃除ロボットです。
- ペットと一緒に暮らす方
- お掃除ロボットの導入に二の足を踏んでいた方
- マッピング機能や水拭き掃除など高級機の機能も手に入れたい方
これからお伝えするように毛の絡みをものともしない吸引力や外出時の見守り機能など、ペットと暮らすご家庭の一員となることが期待されるOllieです。
ですが、このOllieと一緒に過ごしてわかったのは、我が家のような「お掃除ロボットデビュー組」にとっても非常に魅力的な製品であるということ。
その最大の理由はコンパクトさと機能性の両立にあります!
これからそのあたを含めたOllieの魅力をしっかりと紹介します。
特徴|Trifo Ollie(オーリー) 5つの注目ポイント
Ollie(オーリー)の魅力を少しでも早く確認したいなら、次の5つのポイントからチェックすることをおすすめします。
一足先に我が家でも活躍してくれているお掃除ロボットOllie(オーリー)は「Trifo」が販売する製品です。
Trifoは2016年にアメリカで設立した、人の健康につながるクローバー(トリフォニウム)をその名の由来とする企業です。先端のAI技術を投入したお掃除ロボットに特化した製品展開。本製品(Ollie)の他にも「Lucy」「Max」「Emma」などのお掃除ロボットを展開しています。
まずはこのTrifoが新たに日本に展開する「Ollie」がどのようなお掃除ロボットなのか? を知ってもらうため、特に注目したい5つの特徴をまとめます。
特徴1|ペットとの暮らしに安心を
お掃除ロボット「Ollie」は以下に紹介する特徴のように犬や猫などのペットと暮らすご家庭での使用を強く意識した製品です。
- 二眼の「見守りカメラ」
- マイク機能でペットに声掛け
- 猫が大好きレーザーポインター搭載
- 「動体検知」機能でセキュリティー対策も
Ollie本体前面に搭載されている高画質な「見守りカメラ」を通して、外出中でも自宅のペットたちの様子を確認できます。録画や撮影、画面の相手に話しかけることも。
「動体検知」機能をオンにすればOllieが移動式の防犯カメラに。不審な動きを感知すると通知を受け取れます。
通知が来たら、「見守りカメラ」で様子を確認&録画を。(出番が無いのが一番の機能ですが・・)
猫と遊ぶためのレーザーポインターが搭載されているのも面白い。お掃除ロボットとして必須の機能ではありませんが、ペットを重視していることは伝わりますね。
特徴2|絡みやすいペットの毛もラクラク吸引
Ollieが誇る業界最高クラスの4000Pa吸引力と独自開発の毛髪吸引エアブラシでしつこい毛髪の絡みにも悩むことはありません。
- 独自開発の毛髪吸引エアブラシ
- 業界最高クラスの吸引力
- 毛絡みの悩みを徹底
毛髪吸引エアブラシは通常の吸引ブラシと付け替えて使用します。
特徴3|吸引&拭き掃除で細かいホコリや汚れにも
ゴミ吸引と同時に水拭きでの拭き掃除も。吸引だけでは取り切れない細かいホコリや皮脂汚れなども一発で綺麗に。
- ゴミ吸引と水拭きが一体化
- 細かなの吸引力の調整
- 4段階の湿潤度設定
拭き掃除用のモップは洗浄することで繰り返し使用可能。
専用アプリを操作することでお好みの掃除スタイルを設定できます。
特徴4|高精度なセンサー&マッピング機能
Ollieはコンパクトなボディに3種類、合計8個の高精度センサーを搭載しています。お掃除ごとに自動に行われるマップ生成機能とあわせて安心、かつ無駄のない掃除を行います。
当初はOllieの仕事ぶりをハラハラしながら眺めていましたが、今では完全に放置状態。気づけば掃除は終わっています。
- 多数のセンサーによる安心の行動制御
- 自動生成されるマップで無駄のない動き
- コンパクトなボディで縦横無尽にエリアを掃除
今では部屋の障害物はもとより、踊り場の階段付近などでも落下の心配は一切していません。安心して掃除を任せられます。
- 深度センサー
- 段差センサー × 6
- 光学式トラックセンサー
自動で掃除場所のマップが生成。何度が稼働させたあとは無駄のない動きで部屋の掃除を行ってくれます。それぞれの部屋も自動で認識します。
コンパクトなボディを活かし、イスなどの家具の下も難なくくぐり抜けています。
「高精度なセンサー」「マッピング」「コンパクトなボディ」。この3つの要素が相まって、Ollieは縦横無尽に、ただし、効率的に各部屋を動き回ります。
特徴5|専用アプリやAlexaでかんたん操作
掃除は基本、Ollieに任せっぱなし。ですが、こちらの指示でコントロールすることも可能。そして、その操作はかんたんです。
- 専用アプリでかんたん操作
- 掃除スタイルを自在に設定
- Amazon Alexaにも対応
専用アプリを使用することで、Ollieを様々に操作し、設定できます。
先に挙げた「見守り&防犯カメラの確認、記録」「掃除スタイルの設定」「マップでの掃除状況の確認」のほかにも
- コントローラーで手動制御
- 指定部屋の掃除
- 指定エリア、禁止エリアの設定
- 掃除スケジュールの設定 など
スマートフォンを使って手動でOllieをコントロールする様子。
指示した特定の部屋だけを掃除させることもできます。
下の画像は寝室でスタンバっていたOllieが一目散に仕事部屋へと掃除に向かう様子です。
部屋の指定だけでなく特定の場所の掃除や、禁止エリアの設定もかんたんです。
専用アプリではその他、様々な設定や操作を行うことができます。
- 音声の設定(国・性別)
- DND(おやすみ)モード
- 掃除の再開設定
- 壁際、家具際の清掃設定
- 掃除スケジュール
- 掃除履歴
- メンテナンス
- 動体察知
- ロボットを探す
- ソフトウェアの更新 など
「掃除スケジュールの設定」はとても便利♪ 気づけば掃除は終わっています。
「掃除スケジュール」の設定では時間、曜日、掃除スタイルなどを設定できます。
Amazon Alexaを使って、Ollieを操作することも。Alexaとの連携は「Amazon Alexa」アプリから行います。
「アレクサ、オーリー(設定した名前)をオンにして」
「アレクサ、オーリー(設定した名前)をオフにして」
製品仕様|お掃除ロボットOllie(オーリー)
製品名 | Creality 3Dスキャナー |
モデル | Creality CR-Scan Lizard |
製品サイズ | 155mm×84mm×46mm |
製品重量(本体) | 370g |
精度 | 0.05mm |
シングルキャプチャ範囲 | 200mm×100mm |
点群データ間隔 | 0.1mm-0.2mm |
スキャン可能最小体積 | 15mm×15mm×15mm |
スキャン可能最大体積 | 1500mm×1500mm×1500mm |
スキャン速度 | 最大10fps |
スキャン距離 | 150mm-400mm |
光源 | LED + NIR |
位置合わせ方式 | 全自動視覚追跡 |
出力形式 | OBJ/STL/PLY |
対応OS | Win10 64bit 8G MacOS 11以降 8G (M1チップには7月以降に対応予定) |
生産地 | 中国 |
※製品概要などを入手できた場合はここに記載
開封|製品&付属品の確認
製品および付属品を確認します。
- 製品本体
- 充電ベース&電源アダプター
- ペットヘアエクストラクター
- モップ&モップパッドプレート
- レーザーポインター&芳香剤
マニュアル類がこちら。英語、フランス語、中国語、日本語など7つの言語で記載されているため、一見すると大量に思えるマニュアル群。
実際はサラッと目を通すことができるシンプルなマニュアルで一安心。事前に全てに目を通しておくことをおすすめします。
複数のマニュアルを行き来する必要があるのは少し面倒でした。一度、マニュアルの全体像を把握してから読みすすめるのが良さそうです。
猫と遊ぶためのレーザーポインターと芳香剤。
設定|Ollieの初期設定の補足
以下、Ollieを設定する流れをかんたんにまとめます。
設定自体はアプリの支持に従うだけなので、特に難しい点はなかったです。注意すべきなのは安定したWi-Fi環境の元で設定を進めることくらいでしょうか。
ただし、Ollie本体と専用アプリの日本語化については気づかないと見逃す可能性が高そうです。このあとのOllieの使用感に大きく影響する部分です。この「Ollieの日本語化」についてはしっかり確認してください。
Ollieの初期設定
Ollieの日本語化
Ollieでは以下の3つの設定を日本語に変更できます。先の初期設定で行った「国/地域の設定」以外は見逃しやすいポイントです。しっかり確認してください。
- 国/地域の設定
- アプリの日本語化
- お掃除ロボット音声の日本語化
こちらは先の初期設定にて設定済み。続く「アプリの日本語化」と「Ollie音声の日本語化」に進みましょう。
専用アプリの表記を日本語に切り替えます。
アプリホーム画面右上のメニューボタンから「言語」を選択してください。
Ollie本体の音声も日本語に変更可能。
日本語のみ「男性/女性」の切り替えが可能でした。
メリット|Trifo Ollieのお気に入りポイント
先の「5つの注目ポイント」で挙げた通り、Ollieには多数の便利かつ高機能な機能が備わっています。
ここではOllieを使う中で特に感じた便利な点や上記では触れなかったお気に入りポイントなどを紹介します。
- 「指定部屋の掃除」と「掃除スケジュール」
- 安心&安定の挙動
- パワーの割に静かな稼働音
- 設置場所を選ばないコンパクト設計
指定部屋の掃除と掃除スケジュールが賢い
先にも挙げた「指定部屋の掃除」と「掃除スケジュール」。これが本当に便利。
この2つの機能だけでも、Ollieを迎え入れることができて良かったと言えますね!
仕事を終えたあとは、僕と入れ替わりでOllieが仕事部屋の掃除を行ってくれます。(ほんと、ご苦労さま!)
「掃除スケジュール」を一度設定すれば、あとは勝手にOllieが自室をキレイに維持してくれます。(定期的なゴミ箱、フィルターなどのメンテナンスだけは忘れずに)
ただし、少し残念な点が1つ。
それは「掃除スケジュール」の設定では掃除する部屋の指定ができないこと。(各部屋のドアの開閉などで物理的に掃除場所をコントロールすることは可能。)
あとはこれができれば完璧だったのに。
安心&安定の挙動
高精度センサーやかなり賢いマッピング機能のおかげで、Ollieの挙動は非常に安定。障害物への乗り上げや階段などの段差からの落下の心配は今のところ皆無。
おかげで掃除はもうOllieに任せっきり。ほとんど放置状態です。
ドアの段差やカーペットなどの小さな段差も難なく踏破できます。
稀に引っ掛かることもありますが、その際もすぐに体制を立て直し、角度を変えて再突入。Ollie自身の判断で今度はしっかり乗り越えます。(賢い・・)
パワーに対し静かな稼働音
ペットの毛髪なども苦にならないハイパワーな吸引力がOllieの売りの1つ。
それだけに吸引時の稼働音の大きさには心配もありましたがこちらも杞憂。
以下はOllieとこれまで使用していた掃除機の稼働音の比較です。
静音とまでは言いませんが、朝方の掃除なども問題なく行える程度には静かです。
また、「掃除スケジュール」では吸引力の異なる3つの掃除モードが選択可能。
朝方の掃除は「サイレントモード」、日中の掃除は「通常モード」に設定しておけば安心です。
設置場所を選ばないコンパクト設計
Ollieには高級機に搭載されている自動ゴミ収集機能などは用意されていません。その分、本体だけでなく充電ベースも非常にコンパクト。
設置場所を選ばないこのサイズ感は我が家の事情的に助かっています。
デメリット|Trifo Ollieの気になるポイント
今のところかなり満足度の高いお掃除ロボットOllie(オーリー)ですが、少し気になる点もありました。
- シンプルなマニュアル
- AIにトラブル発生?!
- 水拭きモップの活躍機会
シンプルなマニュアル
製品付属のマニュアルは良くも悪くも非常にシンプルです。実質、基本操作とメンテナンス方法、注意事項、程度の記載しか無いと考えてください。
日本製品の無駄に詳細なマニュアルに慣れている方にとっては違和感を感じるかもしれません。
これまでの通り、Ollieは多彩な機能を誇ります。ですが、細かな操作や設定については1つずつ実際に操作しながら確かめていく必要がありました。
とは言え、専用アプリを使った操作自体はとてもかんたんです。少なくとも問題さえ発生しなければ特に困ることは無いはずです。
AIにトラブル発生?!
で、問題が発生しました。
確か使用開始3日目位だったと思うのですが、突如としてOllieが充電ベースに戻れなく現象が発生。
充電ベースのそばで掃除を終えても、そのままあらぬ方向に走り去ってしまうという・・。
このような状態がしばらく続きます。
下の画像はOllieが充電ベースにたどり着けずに、途中で力尽きている様子。(この様にOllieの稼働状況をあとで確認できるのは大きなメリットです)
こちらは正しく充電ベースに帰還したOllieです。
当日は設定の見直しや充電ベースの設置場所、家具などの配置場所などをあれこれ調整しましたが一向に改善する兆しなし・・・。
結局はOllie本体の電源のオン・オフだけですぐに回復し事なきを得ました。
こういった症状が発生したのは今のところ、この1回限り。対処方法も普通に想定内のもの。お掃除ロボットに限らず、こういったスマート家電やPC、スマホなどではありがちとも言えるトラブルです。
ただ、まだまだ使い始めの時期。先ほどのシンプルなマニュアルの件も相まって不安を感じたのは確かです。
水拭きモップの活躍機会
これは製品ではなく、我が家の使用環境の問題です。
Ollieを使用している二階の床はすべてフローリング。ですが、各部屋の床の6割程度はカーペットに覆われています。また、家具の配置の関係上、Ollieがスタンバイする充電ベースもカーペットの上に設置しています。
なので、せっかくの便利な水拭き機能も、我が家の環境では少々使いづらいものになっており、活躍の機会は少なめです。
もともと滅多にモップがけなどはしていなかったのでさほど困ってはいません。ですが、すべての機能を最大限に活用できないのは少しばかり残念です。
本来ならこの水拭き機能の搭載は大きなアピールポイントの1つなのでなおさらです。
まとめ|Ollieはこんなあなたにおすすめなお掃除ロボットです♪
Trifoのお掃除ロボットOllie(オーリー)は私たちのキレイと安心をしっかり守ってくれる心強い相棒です。
ここまでに紹介した通り
- ハイパワー&独自の吸引機構で毛髪絡みの悩みを解消
- 外出中も見守り機能で安心
など、ペットと暮らすご家庭にとってはまたとない相棒となってくれるのがOllie(オーリー)です。
一方、設置場所を選ばないコンパクトな設計ながら
- マッピング機能
- 指定部屋の掃除
- 掃除スケジュール
など高級機の領分を侵す「賢さ」もあわせ持つのがこのOllie。
溜まったゴミの回収などのメンテナンス以外はほぼほったらかし状態で部屋をキレイに維持してくれます。
さらに他社の高級機などと比べるとお手軽な価格。
我が家のようにお掃除ロボットには興味はあるけど二の足を踏んでいた、といったご家庭が「お掃除ロボットデビュー!」を果たすまたとないチャンスかもしれません。
強力パワーと賢さをあわせ持つコンパクトな相棒。あなたのご家族の一員に迎えることを検討してみるのはどうでしょう?