どうも、ひで(@hidetoshitwitt )です。
AIがこれからのスタンダードノートの基準を一歩も二歩も先に進めることになりそうです♪
本記事でレビューする「THIRDWAVE DX-M7
AI処理に特化したNPU(Intel® AI Boost)や新搭載の「Copilotキー」などで、頼りになるAIアシスタントをより手軽にストレスなく活用可能に。
普段使用している同じドスパラ系の「raytrekノート」は動画や画像編集をはじめとしたクリエイティブ業務に強みを持つマシン。対して、本製品は日々のPC作業やオフィス業務の効率化に大きな強み。
日常作業やオフィス業務にいかにAIパワーを活用するか?
そこに答えを求めるユーザーにこそおすすめしたいのが本製品「THIRDWAVE DX-M7
本記事ではその特徴や機能、ベンチマークによる性能や用途の評価、感想などを、一部デメリットも含めわかりやすく紹介します。
製品概要|THIRDWAVE DX-M7
THIRDWAVE DX-M7 とは?
- これって何?:「調べる」「要約する」「創り出す」など手軽にAIパワーを活用できる新たなスタンドスタンドノートパソコン
- 誰におすすめ?:日常用途やオフィス業務で余裕あるマシンがほしい方。日々の業務にAI支援を取り入れたい方。コスパに優れた作業マシンをお探しの方。
- 製品の良いところ:AI活用がより身近なものに。日常作業はもちろん、オフィス業務なども余裕でこなす。AI活用の機会が大幅に増加しました。コスパ抜群。
- 製品の注意点:USBケーブル1本で充電したい(USB Type-CはPD非対応)
- どこで買える?:ドスパラ【公式】製品ページ
NPU(Neural Processing Unit)とは
NPU(Neural Processing Unit)は、AI(人工知能)の処理に特化したプロセッサで、機械学習のニューラルネットワーク処理を効率的に行います。スマートフォンやクラウドサービスで顔認識や音声アシスタントなどに活用されています。CPUやGPUとは異なり、「AIの脳」として高速かつ効率的に計算を行います。(文字数: 123)
上記の解説は本機のAIアシスタント「Copilot in Windows」といっしょに作成したものです♪
付属品&同梱品
- DX-M7 本体
- ACアダプター
- 電源コード
- 各種マニュアル 等
製品仕様|DX-M7
以下、基本構成での製品使用だね!
ブランド | THIRDWAVE |
製品名称 | DX-M7 |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル Core Ultra 7 155U ( 最大4.8GHz/12コア/14スレッド) |
グラフィック | インテル グラフィックス(CPU内蔵) |
NPU | インテル AI Boost |
メモリ | 16GB DDR5 SO-DIMM (PC5-38400/8GBx2) |
ストレージ | 500GB SSD (NVMe Gen4) |
ディスプレイ | 15.6 インチ 非光沢ワイド リフレッシュレート 60Hz フルHD 液晶ディスプレイ (1920 x 1080 ドット表示) |
電源 | ACアダプター (65W) |
本体サイズ | 約 359 (幅) × 237 (奥行き) × 20 (高さ) mm |
重量 | 約 1.7kg 〜 |
備考 | 保証期間1年 |
レビュー|日々の業務に寄り添う頼れる相棒
調べ事はもちろん、既存文書の要約や新規文書の下書き、構成案など、とりわけ日常作業やオフィス業務などで僕らの支援してくれるAIアシスタントCopilot。
もともとそれなりに多用しているつもりでしたが、「THIRDWAVE DX-M7
そんなDX-M7の特徴や機能などを次の3つのポイントから紹介します。
- より身近なAI体験
- 余裕あるインターフェース
- デザインと使用感
より身近なAI体験
先に触れた通り、「THIRDWAVE DX-M7
特にオフィス業務、文書の作成、あとは趣味のブログ運営などでは今まで以上にAIアシスタントCopilot(Copilot in Windows)の恩恵を感じるように。
その理由としては、AI処理特化のNPU「Intel® AI Boost」によるストレスのない処理性能が1つ。
同時に、より手軽に気軽にAIアシスタントを呼び出せる様になったのも、地味な様で大きな要因。
Copilot in Windowsは新たに搭載された「Copilotキー」1つで即座に起動!
ボタン1つでいつでも呼び出せる便利なAIアシスタント。
AIパワーをより身近に感じることができるはず♪
余裕あるインターフェース
「THIRDWAVE DX-M7
用途にマッチしたバランス良い構成だね!
- microSDカードリーダー(SD/SDHC/SDXC、UHS-I対応)
- USB 3.2 Gen2 Type-C(AltモードDP1.4対応、PD非対応)
- USB 3.2 Gen2 Type A
- HDMI 2.1 Type A
- セキュリティ スロット
- 電源ジャック
- 有線LANポート
- USB 3.2 Gen2 Type A
- 音声入出力3.5mmジャック
個人的には本体含む3画面マルチディスプレイへの対応が👍♪
デザインと使用感
15.6インチとしてはスタンダードなサイズ。ことデスクワークにおいては無理なく扱えるサイズ感ですね。
1.7kgの重量は日々、積極的に持ち出すほどではないものの、自宅やオフィス内を移動する分には負担は感じません。
出張時などたまに持ち出す分には負担にならない重量です♪
一方、毎日の持ち運びを想定するなら、もう少しコンパクトなモバイルマシンを選択します。
「THIRDWAVE DX-M7
映り込みもなく、流れるコードや並ぶ数字を眺めていても数時間程度なら目に負担も感じません。
視野角についても充分に及第点。
オフィスワークなど本機の用途にマッチした良い選択かと♪
ただ、本格的に映像や画像にふれる作業をこなすなら、外部ディスプレイの活用は検討したいです。
キーボードは高い静音性が印象深い103キーの日本語配列。
作業中も集中力を損なうことなく、快適なタイピングをこなせます。
レイアウトの都合上、個人的に多用する左手コントロールキーや右手のエンター、シフトキーがやや幅狭。ここは数日は気になりました。
一方、英字キー部分のピッチ、全体のキーレイアウトなどはかなり自然。
テンキー付きの103キーとしては好バランスの部類♪
新搭載のCopilotキーは右Ctrlキーとの置き換えですね。
新キー搭載によるレイアウト崩れなどもないので、違和感なくこれまで通りに使えます。
トラックパッドは幅11cm少々の標準サイズ。
ストレスなく操作できるサイズ感♪
反応速度や精度についても、ストレスを感じるシーンは無いですね。
電源は65WのACアダプターと電源ジャック経由で。
本製品で残念なだったのがこの充電まわり。Type-CポートはUSB Power Delivary(PD)充電に非対応なため、USBケーブル1本でとは行きません。
出張などの際はACアダプターと電源コードを持ち運ぶ必要が。ここは少々面倒ですね。
いずれはこのクラスのマシンもUSB1本での充電がスタンダードになると良いですね。
とはいえ、 インテル Core Ultra 7 155Uプロセッサー搭載で高い消費電力効率を誇る本機。
バッテリー駆動だけでも6時間程度は使用可能。1日の外出程度なら、バッテリーだけでもこなせます。
性能|ベンチマークで実力検証
AIパワーだけでない充分な本体基本スペックも、日常業務でストレスを感じない大きな理由。
ここでは日常用途やオフィス業務での快適な使用感を数値からも裏付けるべく、次の3つのベンチマークを試します。
- 性能比較|Geekbench
- CPU性能|Cinebench
- オフィス性能|PCMark
性能比較|Geekbench
OSをまたがる複数のマシンをサクッと比較したいときはGeekbenchがおすすめ。
まずはGeekbench 6.3.0を用いて以下のノートパソコンのパワーをチェックします。
- THIRDWAVE DX-M7(Core Ultra 7 155U&インテルグラフィックス CPU内臓)
- raytrek R5-AA6(Core i7-12700H&NVIDIA GeForce RTX 3060)
- MacBookAir(M1)
CPU Benchmark(THIRDWAVE DX-M7)
GPU Benchmark(THIRDWAVE DX-M7)
THIRDWAVE DX-M7 | raytrek R5-AA6 | MacBookAir(M1) | |
Single-Core | 2246 | 2460 | 2368 |
Multi-Core | 8810 | 10317 | 8701 |
OpenCL | 16702 | 93163 | 18821 |
さすがにGPU性能はクリエイティブなスペックを誇る「raytrek R5-AA6」には遅れを取ります。ですが、CPU性能については、この様な上位モデルにも大きく迫る性能を発揮。
用途を明確にするなら、DX-M7のコスパの高さが際立ちます♪
上記を踏まえて、もう少し詳しく見ていきます。
CPU性能|Cinebench
続いて、「Cinebench R23」を使ってCPUの性能チェックを。
- Single Core : 1669pts
- Multi Core : 8033pts
Single CoreについてはCore i7-13700Fに迫る勢い♪
Core i7-13700Fは以前レビューしたクリエイティブ志向な高パフォーマンスデスクトップPC「raytrek 4CXVi 」にも積まれていたものです。
Cinebench R23の評価目安について。
ざっくりとした我流の目安ではありますが、Multi-Coreの数値に着目すると、そのマシンが想定している用途がある程度は把握可能。(CPUパワーだけでの評価のため、あくまでもざっくりです)
- 5000:オフィスソフトでのワークに余裕を感じるライン
- 10000:本格的な4K動画編集が視野に入るライン
この2つのラインを覚えておけばオッケー!
上記に基づいて「THIRDWAVE DX-M7」を評価すると、こんな感じになりますね。
- ウェブの閲覧は楽勝レベル♪
- オフィスワークは余裕レベル♪
- 高画質画像やちょっとした動画の編集などは大丈夫♪
- 本格的な4K動画編集などは他の製品も選択肢に(raytrekなど)
実際、本製品に関しては体感ともマッチする評価。
日常使いは当然、オフィスワークの生産性を大きく引き上げるマシンです♪
そして、その生産性向上を後押しするのがIntel® AI BoostによるAIパワーとCopilotキーによる手軽なAI活用。
やはり、ハイパフォーマンスなオフィスワークこそがTHIRDWAVE DX-M7の主戦場となりそうです。
オフィス性能|PCMark
ということで、最後にもう1つ。オフィスソフトなどを用いた事務作業でのパフォーマンス測定を得意とする「PCMark」を用いたベンチマーク。
項目 | 用途 | 測定値 | 推奨値 |
---|---|---|---|
Essentials | 基本動作 | 9,239 | 4,100以上 |
Productivity | 事務作業 | 8,069 | 4,500以上 |
Digital Content Creation | クリエイティブ | 6,279 | 3,450以上 |
ここでも基本動作や事務作業なら上位モデルに迫るスペック!
繰り返しにはなりますが、上記に加えてのNPU(Intel® AI Boost)によるAIパワーでの後押し。
普段使いはもちろんのこと、日々の業務のパフォーマンスには大いに期待したいマシンですね。
感想|THIRDWAVE DX-M7のメリット&デメリット
「THIRDWAVE DX-M7
AIの活用機会が大幅に増加♪電源まわりにはやや不満も。
メリット
特に業務作業をこなすにおいては、ほぼほぼ不満のない仕上がり。また、その用途においてAIアシスタントはかなり効果的な付加要素になっています。
そんな「THIRDWAVE DX-M7
- スタンダードを一歩先に進めるマシン
- 日々の業務と好相性なAIアシスタント
- ストレスを感じないマシンパワー
- 快適なキー入力
- 抜群のコスパ
スタンダードノートの位置付けとなる本機ですが、そのスタンダードはこれまでのそれを一歩、二歩と先に進めるには充分なもの。
「インテル Core Ultra 7 155U」&「インテル AI Boost」による着実なパワーの底上げ。そして、正直なところ、これまでは少しばかり軽視していたCopilotキーの存在。
これらが日々の業務においては本当に効いてくる。
僕の業務とCopilot in Windowsの相性の良さを改めて実感♪
思えばそれもCopilotキーがあったからこそ。
また、下手に仕様を詰め込まず、用途的に必要なものを充分に、そして、バランス良く搭載することで、しっかりとコントロールされた価格設定。
こちらも、スタンダードをよりスタンダードにするのに貢献していると感じます。
デメリット
用途的に多くの面でバランスの良さを感じる本製品。そんな中で唯一と言ってよい不満が以下。
- USB type-CでのPD充電に対応してほしい
実際のところ、用途的にも実用上は大きな障害となることはないのですが。
ですが、よりストレスフリーなPCライフを過ごすには電源まわりの整理は無視できないポイントとも感じます。
まとめ|これからのスタンダードノートはこうなるべき
本記事ではIntel® Core™ Ultra プロセッサー搭載のスタンダードノート「THIRDWAVE DX-M7
日々の業務や日常でのPC活用において、AIパワーとその恩恵がより身近なものになる。そして、気づけば業務効率や生産性が大きく強化。
これがこれからのスタンダードノートです♪
- スタンダードを一歩先に進めるマシン
- 日々の業務と好相性なAIアシスタント
- ストレスを感じないマシンパワー
- 快適なキー入力
- 高いコストパフォーマンス
- USB Type-CはPD非対応
充電関連のデメリットも挙げてはいますが、これはこのマシンを常に手元に置いておきたいという願望の裏返し。
クリエイティブ業務などが主の方には、raytrekブランドなどより上位の製品をおすすめします。
ですが、用途とスペックがマッチしている方にとっては、極めて隙の少ない好バランスなマシンと言えるでしょう。
Copilot in Windowsのパワーをより身近に感じてくださいね♪