どうも、ひで(@hidetoshitwitt )です。
発売開始より巷で話題となっていたEarFun初のワイヤレスヘッドホンを試す機会をいただきました。
以前レビューしたEarFunのワイヤレスイヤホン「EarFun FreePro3」の常軌を逸するレベルのハイコスパっぷりは強烈な印象を残しました。
はたして、この「EarFun Wave Pro ワイヤレスヘッドホン」は如何ほどのものか、俄然興味は高まるというもの。
そんな「EarFun Wave Pro ワイヤレスヘッドホン」は全部入りの多彩な機能と好バランスな音質をあわせ持つハイコスパなワイヤレスヘッドホンです。
純粋に音楽や映像を楽しむためのエンタメ用途はもちろん、長時間、集中力を保つための作業用ヘッドホンとしても強くおすすめ♪
本記事では「EarFun Wave Pro」の特徴や機能、実際に使ってみた感想などをじっくりとレビューします。
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- 高音質と多機能をあわせ持つ高コスパヘッドホン
- 好バランスにまとまる音作り
- 状況に応じたノイズキャンセリング性能
- 長時間作業でも苦にならない装着感
- 落ち着きがあり、隙の少ないデザイン
- 最大8時間の連続再生時間
- 専用の収納ケースが付属
- ノイキャンモード切り替えの操作性
- 有線接続の音質はダメ
- LADCとマルチポイントの両立不可
特徴|EarFun Wave Pro ワイヤレスヘッドホン
EarFun初のヘッドホンとなる「EarFun Wave Pro ワイヤレスヘッドホン」は、LADC対応、ノイズキャンセリング、マルチポイント、低遅延ゲームモード、長時間再生、専用アプリなど、多彩な機能や特徴を備えた、高品質の音楽体験や高いコストパフォーマンスを特徴としています。
付属品&同梱品
- EarFun WavePro 本体
- ヘッドホンケース
- AUXオーディオケーブル
- USB-Cケーブル
- 取扱説明書 等
大判で読みやすくわかりやすい説明書
製品仕様|EarFun Wave Pro
ブランド | EarFun |
製品名称 | Wave Pro |
通信方式 | ワイヤレス:Blutooth 5.0 有線:AUX |
ドライバー | 40mm径DLC複合ドライバー |
コーディック | LDAC、SBC、AAC |
連続再生時間 | ANC ON:約55時間 ANC OFF:約80時間 |
バッテリー容量 | 800mAh |
重さ | 268g |
カラー | ブラック |
充電ポート | USB-C |
生産 | Made in China |
備考 | 18ヶ月+6ヶ月保証/ANC/マルチポイント/ゲーミングモード/専用アプリ |
製品チェック|EarFun Wave Pro
まずは「EarFun Wave Pro ワイヤレスヘッドホン」を次の5つのポイントからチェックします。
- デザイン・外観
- 装着感
- 操作系
- サイズ感
- 主要な機能
デザイン・外観
特別なハイエンド感のようなものははないですが、シックにまとまる落ち着いたデザインは好感。
販売ページでのカラーは「ブラック」となっていますが、「グレー」によった印象ですね
ロゴ周りの素材はプラスチックではなくマットな金属プレート。シルバーに輝くハイライトは派手さはないものの、良いアクセントになっています。
このメタリックな質感が落ち着きを醸し出してるね!
継ぎ目のないシームレスなデザインも1万円という価格を忘れさせてくれるもの。
ヘッドはレザー調。
全体的にプラスチックっぽさが薄く、チープさは感じません。
低価格製品が意外と油断しがちなスライダー周りもしっかりと作り込み。
1万円以下というのを抜きにしても、こだわりを感じるデザインに♪
隙の無さを感じる「EarFun Wave Pro」の外観デザイン。あえてあら捜しをするなら、ノイキャンボタンの「NC」の印字でしょうか。これは少々「ダサい」印象も。
ここは思い切って無地にしてしまうか、あるいは「NC → ANC」の3文字に変更することでフォントを小さくすればある程度は改善されるかも?
とはいえ、デザインで気になったのはこれくらい。
装着感
「EarFun Wave Pro ワイヤレスヘッドホン」の装着感は作業用途など長時間の着用に耐えられるもの。
側圧は弱めで、イヤーパッド、ヘッドバンドの低反発ウレタン(だと思う)のクッション性は抜群。
また、ヘッドバンドの形状も上手く圧を分散してくれているように感じます。
その分、ガッチリ固定するタイプのイヤホンが好きな方には物足りなさはあるかもです
イヤーパッドの余裕のあるサイズも負担の軽減につながっています。現在、使用しているヘッドホンの中で、ここはもっとも快適ですね。
僕のサイズであれば、イヤーパッドに耳が挟まれることもありません。ここはノーストレス。
装着感に関してはWH-1000XM4より好みです♪
繰り返しになりますが、作業中や交通機関での移動など、長時間の使用に向いたヘッドホンです。
操作系
「EarFun Wave Pro」本体での操作はすべて右手側に集約された3つのボタンを使用。
- MBFボタン(電源ボタン)
- 音量ボタン
- ANCコントロールボタン
この3つのボタンのタップや長押しでWave Proのほぼすべての操作をこなせます。(ゲーミングモードへの移行のみ、アプリでのカスタマイズが必要)
重さとサイズ
「EarFun Wave Pro ワイヤレスヘッドホン」のサイズや重さはごく普通。
メイン機のWH-1000XM4より10gほど重量はありますが、体感できるものではありません。
一方で、保管や移動の際には、折りたたむことでコンパクトにおさまります。
ハウジングは左右ともに約90°のスイーベル。
このスイーベルだけでもカバンからの出し入れはスムーズになりますね♪
また、そこから以下の様に折りたたむことで、より持ち運びやすいコンパクトな形状に。(左右共に折りたたみ可能)
付属の専用ケースに収納すれば、安心して携帯できますね。
主要な機能
「EarFun Wave Pro」の特徴でもある多彩な機能。
- -45dBのアクティブノイズキャンセリング
- 外音取込モード
- 風切音低減モード
- ENC+AI通話ノイズキャンセリング
- 40mmドライバーによる魅力的なサウンド
- LDACモードでハイレゾ相当サウンド
- 最大80時間の連続再生
- マルチポイント接続
- 低遅延ゲームモード
- 専用アプリ「EarFun Audio」
1万円以下で「全部入り」のハイコスパなヘッドホン!
2台のデバイスに同時接続できるマルチポイントもしっかり搭載。そのデバイス間の切り替えはスムーズなもの。
ただ、初期設定ではマルチポイントはオフになっているようで、最初はちょっとだけ焦りました。
専用アプリの「デュアルデバイス接続」よりマルチポイント機能をオンにします。
その専用アプリ「EarFun Audio」は、決して多機能ではないものの、扱いやすい操作性は健在です。
55msの低遅延ゲーム モードはカジュアルのゲームであっても、違いがわかる程度には効いています。
ただ、シビアな判定が要求されるゲームで無理して使用するよりも、より広がりがますゲームBGMを楽しむことを目的に使用するのが正しい使い方の様な気もします。
メリット|Wave Proの注目ポイント
1万円以下の製品ながらもANCやマルチポイントなど数多くの機能を擁する「EarFun Wave Pro ワイヤレスヘッドホン」。同時に、温かさと軽快さを両立する心地よい音作りも明らかなメリットです。
ここではそんなWave Proの魅力に迫ります。
- 好バランスにまとまるマイルドな音質
- 状況に応じたノイズキャンセリング性能
- イコライザ調整の勘所
- 安心感抜群のバッテリー性能
- やっぱり便利な収納ケース
好バランスにまとまるマイルドな音質
「EarFun Wave Pro ワイヤレスヘッドホン」は、価格的に想像していた低音重視で押し切る様なものでなく、マイルドで中音域を中心にまとまりのある音作りが特徴です。
圧でなくラインで支える切れのある低音域。派手さはないものの煌めきのある高音域。そして、それらに埋もれることなくしっかり前に出る中音域。
幅広いジャンルやシチュエーションに対応できる好バランスな音質ですね♪
先の装着感同様に、疲れ知らずな音質。長時間の作業用途向きの音質でもあります。
あえて難点をあげるとするなら、各音域の「距離」がやや近い印象も。個人的にはもう少しレイヤー感ある音作りが好みかも。
あとは、音圧ゴリゴリな低音を期待している方にはちょっと物足りなさはあるかもね
状況に応じたノイズキャンセリング性能
Wave Proのノイズキャンセリング。ヘッドホン本体の高い遮音性とも相まり、良く効きます。
屋内での使用であれば、小音量でも音楽を鳴らせば、すぐにでも自分の世界に入り込めるもの♪
3つのノイキャンモードはそれぞれのシチュエーションや好みに応じて使い分け。
- 深いノイズキャンセリング
- 快適なノイズキャンセリング
- 風のノイズキャンセリング
通常は「深いノイズキャンセリング」で良いと思います。
ノイキャンの圧迫感が苦手な方は「快適なノイズキャンセリング」を選択。ノイキャンの効きははっきりと落ちますが、圧迫感もかなり軽減されますね。
屋外での風切音は残ってしまう両ノイキャンですが、「風のノイズキャンセリング」に切り替えることで、ほぼ打ち消せます。
外音取込も強力。音楽を掛けていても、外部の音を聞き逃すリスクは軽減。
ただ、取込強度は常用するに少々強め。長時間の使用では集中力が削がれることも
複数人が働くオフィスで外音取込を効かせながら使用するよりも、ノイキャンを効かせながら、一人黙々と作業に集中する。そんな用途に向いているヘッドホンなんじゃないでしょうか。
イコライザ調整の勘所
PSGやFM音源時代からの音作り大好きおじさんな管理人。当然、イコライザ調整も大好物。
ただ、「EarFun FreePro 3」のレビューでは絶賛したイコライザも、「Wave Pro」ではその重要性はやや落ちる印象。
というのも、本製品はデフォルトサウンドの完成度がかなり高く、各種プリセットよりも快適なサウンドを楽しめるシーンも多々。
プリセット数はFreePro 3同様の10種類。
- Rock
- Pop
- Country
- R&B
- Classical
- Jazz
- 低音ブースト
- 低音を弱める
- 高音ブースト
- 高音を弱める
正直なところ、いずれのプリセットもそのままでは、少しばかり物足りない印象。
が、イジればしっかり音の表情が変わるのはこれまで通り。どのプリセットも基本、中音域を心持ち強調しつつ、全体的に個性を抑える方向で調整すれば、かなり好みのサウンドに生まれ変わります。
下手に低音、高音域を強調すると本来の良さがスポイルされちゃうので注意
他の製品であれば、兎にも角にも、このイコライザーをカスタムするのが楽しいのですが、Wave Proに関しては「デフォルト」自体がバランス良すぎて・・w
Wave Proではデフォルトと追加した2つのカスタムイコライザだけで、充分に幅広い音楽を楽しむことができています。
安心感抜群のバッテリー性能
「EarFun Wave Pro ワイヤレスヘッドホン」のバッテリー持続時間は以下。
- ANC OFF:約80時間
- ANC ON :約55時間
日常での使用のみならず、旅行や出張など長時間の移動にも安心してノイキャンモードを満喫可能♪
万が一のバッテリー切れでも、10分の充電で10時間の再生が可能と高速な充電速度。攻守両面(?)抜かりなし。
やっぱり便利な収納ケース
そして、嬉しいのがこれ。「EarFun Wave Pro」にはまさかの専用の収納ケースが付属。
用途によっては大きなアピールになるんじゃない?
折りたたんだ本体が、コンパクト&スリムに収まります。
この価格帯でこれはマジでテンション上がります♪
かといって、作りがチープだとかは全然なく、ファブリックな見た目、保護性能、使い勝手と三拍子揃った高品質な専用ケースになっています。
好みはあれど、WH-1000XM4のケースと比べても見劣りはしないはず。
やっぱり専用ケースは欲しいよね♪
旅行や出張などでの持ち出し頻度がますます高まることになるでしょう。
デメリット|Wave Proの気になるポイント
機能、音質、デザイン、装着感や使い勝手とかなり見どころの多い「EarFun Wave Pro ワイヤレスヘッドホン」。
が、使い込む中でいくつか気になる点も見えてきました。
- ノイキャンのモード切り替え
- 有線接続とマルチポイント
ノイキャンのモード切り替え
本体側での操作ではノイキャンモードはボタンを押すたびに「ノイズキャンセリングモード>ノーマルモード>外音取込モード」の順に切り替わります。
ですが、ここではノーマルモードは不要というユーザーさんも多いのでは?
正直、僕は要らないです。
アプリの設定などもチェックしましたが、おそらくはノーマルモードをキャンセルするような項目はなさそうです。
有線接続とマルチポイント
これは販売ページでも記載されているので、理解の上で手にすることにはなるのでしょうが、有線接続時の音質はやっぱりダメ。想像していたよりはマシだった、といったことも無かったです。
あくまでも有線接続はバッテリー切れ時の緊急退避用
とはいえ、10分の充電で10時間の再生が可能な本製品。無理に有線で繋ぐよりも、10分だけ我慢したほうが精神衛生上も良さそうです。
また、マルチポイントとLDACモードの両立はできない点には注意が必要。
Apple製品ユーザーであれば、「AAC&マルチポイント」一択です。ですが、LDAC対応のAndroidデバイスをお持ちの方はシチュエーション毎に使い分ける等の工夫が必要です。
まとめ|ハイコスパ!だけじゃない使い勝手こそがWave Proの魅力
本記事では1万円以下の価格に、これでもかという位に詰め込んだ高コスパなワイヤレスヘッドホン「EarFun Wave Pro」をレビューしました。
ターゲットは手軽ながらも、音質にも機能にも妥協したくないハイコスパなヘッドホンをお探しの方。
特に、作業用ヘッドホンなど、日常的に長時間、使用することを想定している方には強くおすすめしたい製品です♪
- 高音質と多機能をあわせ持つ高コスパヘッドホン
- 好バランスなまとまりのある音作り
- 状況に応じたノイズキャンセリング性能
- 長時間作業でも苦にならない装着感
- 落ち着きがあり、隙の少ないデザイン
- 最大8時間の連続再生時間
- 専用の収納ケースが付属
- ノイキャンモード切り替えの操作性
- 有線接続の音質はダメ
- LADCとマルチポイントの両立不可
音質についてはWave Proより高価格帯の上位モデルには一歩譲る点はあれ、使い勝手という意味ではそれらの製品にも引けは取りません。
将来、より高価格なヘッドホンを追加購入した際にも、サブ機として、あるいは持ち出し用途のヘッドホンとして、違和感なく使い続けることとできる製品だと感じます。
妥協の少ないワイヤレスヘッドホン・デビューにも良いかもね!
EarFun初のヘッドホンということもあり、今後もセールやクーポン配布などでアピールされる機会も多いと予想します。そういったタイミングを狙ってみるのも良いかもですね。
\ 2000円OFFクーポン配布中♪ /